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「そうだが、それが何か?」
思い切り不思議そうに小首を傾げる律識。
「あ、蓮識。今日何の日かわかるか?」
…何の日だったっけ……?
「…わかっていないようだな。今日はお前の誕生日だぞ。」
「ふーん、そうか…で、なんでお前がその姿で今ここにいる」
「誕生日プレゼントだ」
「は?」
「自分は家賊の誕生日プレゼントとして一日誕生日の人にだけ仕える日と決めている」
「……じゃあ、双兄ちゃんにもやったのか…?それ…」
「ああ、やったぞ。ミニスカメイド服着せられて、美味しく頂かれた」
「………………変態に磨きがかかってんなオイ………」
「と、いうわけだ。今日はお前の誕生日だから燕尾服を着て登場した。何なりとご用命くださいませ、ご主人様(マスター)?」
深くお辞儀しながら悪戯っぽい瞳を向けてくる。
受けて立とうじゃないか。
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