誕生日にはリボンを巻いて

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あーあ。そんな色っぽい倒れ方されちゃ、簡単に襲われちまうぞ。   襲う俺が言うのもなんだが。     律識の膝位の上に座り、もう心を決めたらしい律識のジャケットを脱がし、ネクタイを外して律識の手に巻き付け縛り、   「そんなことをしなくても、抵抗など…」   余りにも可愛いことを言ってくるので、頭を軽く撫でてやる。   そして、ベストのボタンを外し、シャツのボタンを外してはだけさせると、   隙間から見える肌はかなり赤く色付いていた。   「ふーん。こりゃ、前の主人とかとなんかあったんだな」   なんの気なしに肌を撫でてみる。   必死に声をあげることを耐えている律識。   「感じるのか?」   律識は少し考えてこくり、と頷いた。   「ふーん」   律識の胸へ顔を近付けた瞬間。     ガチャ。   扉が開いた。
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