ジャイアンと呼ばれた日

［4］ 結婚生活という魔界。又は楽園

　時々、本当に時々結婚したなんて、魔界の扉を開いてしまったようなものでは無いかしらん？と思うときがあります。

　結婚１年…2年…いつの間にか入り込んだ魔界の世界を、異世界とは気が付かずに一歩また一歩と……

……のーてんきでお調子者の私は魔界とは気付かず…異世界は異世界でも楽園か何かとすっかり信じて…、その世界をスキップや、時にはダッシュとかしちゃって…気が付くと、もう戻るべき扉も見えなくなっている訳です…。

　で、焦る。

　学生時代、50メートルを10秒切れなかった私が…もしや今…8秒台で走ってた？って位走りきった後気が付いたら見知らぬ世界。

　うねうねの小路で路頭に迷う訳です。