始まり

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「いやそれより次、移動授業だぞ はやく用意しろ」 な・ん・だ・と!!ザワ… かれが持っているのは化学Ⅰの教科書 そしてクラスのみんなも出ていってしまい クラスに残っているのは 俺と昌、栗波さんと彼女の親友、矢島 みさねさん 実は彼女も美少女として知られている。茶系の髪色のボブ、栗波さんと同じで細身に少しばかりむっちりした足。 ちなみに今爆睡中 いやいやそんなことはどうでもいい 俺さっき“数Ⅰ”って言ったよねでもホントは“化学Ⅰ”だったと… これは謝らないと しかし彼女はすでに化学の教科書を手に取り立ち上がったところだった 「すっすまん 次化学だった」 「さっきの聞いてた」 そう言って彼女は矢島さんを起こしてすぐに教室を出て行った 「まぁよくあることだよ」 昌は肩に手を置き慰めてくれた。 「化学室、行くか」 「うん」
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