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弥琴は希紗都の手を服の中から追い出し、これ以上触られないように服の裾を押さえた。
弥「はぁ、はぁ…あ、危ない。危うく――…チが入るところだった……」
息を整えながら弥琴は希紗都から背を向け距離をとろうと離れ―― られるわけもなかった。
ここは自分のベッドの上で、姉ふたりに挟まれているのだから離れようにも離れられないのだ。
弥「とりあえず、外に……この中じゃ次に何が起こるか…」
そう言ってまた外に出ようと顔を布団から出した途端――
グワシッ!
弥「ちょっ! グワシッて希みにゃあプッ!?」
今度は前から肌色の手が弥琴の頭を捉え、弥琴を前から引き寄せたのだ。
弥琴は顔全体にマシュマロみたいな柔らかさに、タマゴのような肌触りで弾力がある感触を息が詰まりながらも感じ、即座に希美都に抱き寄せられたのだと理解した。
弥「ん~! ム~ム~メ~(き~さ~と~)!!」
美「アン、弥琴…てば、激しい…」
弥「ん゛!? ん~! んん~!!」
美「もっと…もっと……」
男にとって夢のようで、実際は死の淵に立たされている天国と地獄をいっぺんに味わっている弥琴。
そんなことなどお構いなしに姉の希美都はさらに強く抱きしめ、弥琴をそのたわわに実ったメロンに埋もれさせていくのだった。
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