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弥「いつから?」
美「アラームが鳴る前?」
弥「なぜ疑問符をつける…」
紗「わたしは目覚ましが鳴って弥琴が起きたあたりから」
わかってはいたが、どちらとも弥琴が起きた時にはすでにタヌキ寝入りしていた。と聞かされると……
弥「ッ~~!!」
と、声にならない悲鳴が弥琴から発せられた。
つまり、希紗都に服の中を触られてちょっとぐぐもったり……希美都のメロンでアプアプしていたのがバレバレなのだ。
恥ずか死にしてしまいそうなくらい羞恥心でいっぱいの弥琴は顔を真っ赤にし、一刻も早く部屋から出ようと立ち上がってドアに向かっ――ガシッ…
ビダンッ!!
弥「ヘブッ!?」
起きてから15分もしないうちに2回も床と熱烈キッスをするハメになった弥琴。
弥「うぅ~っ! いい加減にしてよふたりとも! 真兄さんとお母さんの朝ご飯作らないといけないの分かっててやってるの?!(ウルウル」
さすがに2回目となると痛さが倍増し、目に涙を浮かべて怒りを露わにする弥琴。
しかし、それは弥琴の150センチという背丈と女顔のラブリーフェイスのおかげ(?)で、可愛いさ100倍の萌え仕草となってしまう。
紗「ご、Gokuri。朝から萌え萌え弥琴が見れるなんて…ついてる」
美「じゅ、Jururi。涙目の怒り顔……いい」
弥「な、なんで怒ってるのにニヤニヤするの?! へ、変な目で見るなあぁぁ!」
生暖かいなどと言う表現では役不足なふたりの舐め回すような視線に堪えかねた弥琴は、今度こそ部屋を出ていったのだった。
美「さて、と。また寝よう……と」
紗「弥琴いないのに、ここで寝るの?」
美「いなくても弥琴のっていい匂いだからさ」
紗「否定はしないけど…」
美「それに弥琴のって甘いからクセに…」
紗「もう。ならわたしも……」
……今日も穂村家の三つ子は元気いっぱいです。
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