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場面は変わって台所に立った弥琴は時計を見て渋い顔をする。
6時を回って長針は3と4の間を差していて、タイムミリットまで15分を切っていることを示していた。
とりあえず、スーツは出しておいて問題はないのだが、朝食をどうするか。
一家の食事を預かるものとしては偏ったものを食べさせるわけにはいかないが、時間を考えると……と考えているうちに長針がひとつ動いた。
弥「仕方ない。今日はパンをメインにして作るか…」
一度決まれば弥琴の行動は早かった。
オーブンにパンを4枚投げ込み、フライパンに火をかける。
フライパンが熱くなるまでの間に人参、トマト、ほうれん草、カボチャ等々を手頃な大きさにカットする。
タマネギもまた適当な大きさにカットし、フライパンで軽く炒めて甘味を引き出したらミキサーを準備して野菜を全部ぶっこむ。
リンゴジュースを3分の1加えたらフタをしてレッツ・シェイキング!
そうしている間に、まだ火をかけたままのフライパンにオリーブ油と刻んだ小ネギを混ぜて解かしたタマゴを入れて玉子焼きにし、スペースが開いたらウインナーを投入。
ちょっとした豆知識。
ウインナーを炒める前に少し切り込みをいれて湯通ししておくと、ウインナーに入っている添加物や油分が抜けて健康的・カロリー的にも優しくなります。
インスタントの袋ラーメンとかも麺を湯がいたものは使わずに一度水に通し、新しく沸かしたものを使うといいらしい。
麺に付いた添加物や塩分が抜ける上に、麺が水で締まるので一味違うみたい。
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