精神年齢３歳児

嘘か本当か両方か

抱きついたまま離れない女の子を無理矢理離し、布団を被せて僕はベッドから離れた。

そしてクローゼットから、女の子の着れそうな服を探す。

もちろん女ものの下着なんて持ってるわけないし、むしろ持ってたらそれこそ問題だ。

比較的小さめの長袖と、スウェットの下をクローゼットから引き出し、女の子に渡した。

布団をかぶったまま、顔だけだして不思議そうに僕を見ている。

「僕…後ろ向いてるから、これ着て…。」

女の子に服を渡した。

そして、女の子の反対側を向き体育座りをして着替えを待った。

やばい。
鼓動が1.5倍速で鳴っている。

「おあったー！」

どうやら着替え終わったようだ。

それにしても、さっきの声といい、終わったの発音といい、なんだこの違和感は。