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僕はその女の子を眺めた。
左肩が少しだけ、布団の中から出ている。
ちょっとまてよ。
とんでもないことに気づいてしまった。
この子、服着てなくないか?
いや、キャミソールを着てるのかもしれない。
だとしたら、肩が見えるのも不思議じゃない。
あれやこれやと考えを巡らしながら、今の状況を理解しようと務める。
でもやっぱり女の子に覚えはない。
部屋を間違えたお隣さんかとも考えたけど、神経質な僕が鍵をかけ忘れるわけないし、窓の鍵だってしっかりと閉まってる。
そもそもお隣さんはイケイケなお兄さんと40前後のおばさんだ。
とりあえず、起こしてみるか…?
「…ん…」
「!!」
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