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しかしこういう時以外は、
どこかで両親が
大好きだった。
弟ばかりをかまいすぎている
母親をみて、私は本当は
血の繋がりがないのかと
何回も何回も疑った。
けれど疑う心と同時に、
かまってもらえる弟が
うらやましい気持ちで
いっぱいだった。
胸が張り裂けそうだった。
そんな時、弟が産まれて
くる前に撮ったであろう
両親と私のスリーショットを
見て、涙を流したのを覚えている。
ただ三人で撮った写真
なのにどこか嬉しくて、
幸せだった。
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