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あれから5分ほど経っただろうか、健太が一人の男子と一緒に戻ってきた
晃輝はよっぽど暇だったのか、バスケ部の練習をじっと見つめている
時折、ボソボソと何かを呟きながら
「遅くなってすまんな
こっちは、副主将の篠谷 裕太ちょっと抜けてるとこもあるが、いいやつだ」
「ちょっと抜けてるなんて、お前に言われたくねぇよ!
篠谷だ、よろしくな
えっと……
今日はまだ入部とかは出来ないんだ、明日から3日間の仮入部期間が終わったら入部が出来るようになるから
このバカ健太がすっかり忘れててよ、ごめんな」
健太は、バカと言われて少ししょんぼりした雰囲気だった
裕太は、それを見たからか、今日は入部出来ないことを晃輝に伝えたためか、苦笑いをしていた
晃輝は――――……
まだ入部出来ないことにショックをうけ唖然としていた……
肩の力が抜けてしまい、肩にかけていたスクバを床に落とした
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