入部

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健太はまだ、はっはっはっと笑い続けている 裕太が晃輝に近寄って耳元で囁いた 「ごめんな バスケ部の奴等、悪い奴じゃないんだけど変わってて…… 他にもたくさんいるから気を付けて 一応、俺も助けに行くけど万が一何かあると困るから」 そ、そんなに変人ばかりなのか? まだ入部すらしていないが晃輝は不安でいっぱいだった だが、同時に裕太はとてもいい人だな…… と思う晃輝であった 「今日は見るだけだから面白くないんじゃないかな? 見学は強制じゃないから帰ってもいいからね」 さらに裕太は優しい言葉をかける やっぱりいい人だな、と晃輝は思っていた 「じゃあ、今日は帰ります」 晃輝は、健太と裕太にそう伝え落としたスクバを拾い上げて、体育館をあとにした .
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