浪速(なにわ)の魔法少女、誕生!

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さて、後半殆ど走りっ放しだったお散歩も終わり、自宅に帰ってみれば。 リビングには、椅子に座ってお菓子をつまみながらテレビを見ている、兄の姿が。 晩ご飯前なのに、お菓子なんて食べて、本当に良いご身分だ。……羨ましい。 「お、お帰り」 「ただいま」 それに、私の時にはいつもの声でただいまと言うのに。 「モカ~。お帰り!」 「クウゥン、クゥゥゥ……」 モカに対しては、何故か声が高くなるし無茶苦茶甘い。 それに、モカもモカで兄には凄く甘えただ。 それを証明する様に、あんな甘えた声出してお腹見せて。 一応、書類の記載上飼い主は私なんだけどな……。 何だか、ちょっと悔しい。
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