浪速(なにわ)の魔法少女、誕生!

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とりあえず部屋着に着替えた私は。 リビングで兄のお菓子を少し貰いつつ、他愛もない会話を兄と交わす。 因みにモカは、お散歩で疲れたのか、兄の横で毛布に包まって既に寝ている。 「そう言えば兄ちゃん、今日は早いね」 「ん? あぁ、今日は定時で帰ってきたからな」 その後も、会話をしつつテレビのお笑い特番を見ていたが。 ふと、私はあの拾ったぬいぐるみの事を思い出し、兄にその話を投げかけた。 「あ、兄ちゃん。今日モカが散歩中にさ、ぬいぐるみ拾ったんだけど」 「え? ぬいぐるみ」 「うん」 私は、自分の部屋においていた、あの拾ったぬいぐるみを取りに行くと。 それを手に、兄のいるリビングへと再び戻ってきた。 そして、あのぬいぐるみを兄に見てもらう。
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