0人が本棚に入れています
本棚に追加
「…追試で悪かったな!」
今まで笑っていた生徒3人は、今までの騒ぎが嘘の様に黙りこんだ。
一時の間静けさが教室を支配したが、一樹が目の前の机を蹴飛ばし、それに生徒達は身体が反応する。
「てめぇ等の言う通り、勉強出来ずに追試だよ!!良かったな!どうせ、落ちるし、そしたら辞めてやるよ!」
生徒達は下を向いたり、顔を合わせたりしている。
「だがな!仮に合格したら、てめぇ等、ただじゃ置かねーぞ!」
一樹は一人一人を睨んだ。
「クソったれが!!愚痴しか言えねえ奴らが!出ていけよ!」
生徒達は早足に教室を後にした。
教室には一樹だけになった。
最初のコメントを投稿しよう!