プロローグ

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 どうしてこうなった…  目の前に炎のような赤髪に透き通ったように綺麗な碧眼を持つ少女がいる。  それはまだいい。問題はそこじゃない。問題は、 「何でぼこされると分かっているのに、お前と戦わないといけねぇんだよ!?」 「それは、あなたが魔術の初心者だから魔術を体で感じてもらって、直ぐ使いこなせるようにするためよ。だから、避けてばっかいないであたりなさいよっ!」  そして今、俺はその少女に炎の弾で狙われている。 「そんなもん当たったら、ただじゃすまないだろ!」 「大丈夫よ、火傷するだけだから」 「いや、絶対火傷じゃすまないだろ!それと、ただ単に俺に火傷を負わせたいからこんなことやってるようにしか見えないんだが」 「勘は意外にいいのね」  やっぱり… 「まだ、朝のこと、根に持ってんのかよ」 「そうよ、悪い?」  殺気を放ちながら笑顔になられても恐怖しか感じないぞ… 「だから、あれは不可抗力だって、わざとじゃない。それに、すまないって謝っているじゃん!」 「それでも、あなたに一発当てないと気が済まないの!だから、当たりなさい!!」  んな、理不尽なことがあってたまるか!それに落ちてきた方は悪くねぇのかよ…  何故、俺だけがこんな理不尽なめにあわなきゃなんねぇだ!転校初日に!
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