第一章 始まりの日

2/34
前へ
/70ページ
次へ
………………数時間前のこと………………  俺は神谷 悠真。普通の高校二年生…だった。  俺は今、魔術第一学校高等部とかいうわけわからない学校の校門の前にいる。  何故、普通の高校生がこんなところにいるかというと、何かの手違いでここに転校することになったからだ。…というか手違いであって欲しいと言うのが本音。  まぁ手違いかどうかはここで悩んでても仕方ないか。  職員室にいけば分かることだし、早く行ったほうがどっちにしたっていいだろう。  そんなふうに思いながら俺は学校に入った。 「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」  うん?悲鳴?何処から? 「でも回りには何もないし、まさか上か!?」  俺は上を見る。そこには少女がいた。  てか、この人俺の真上に落ちて来ないか、このままだと。  でも、正直に言ってこの距離じゃ今更何もできないんですけど… ――――ガツン――――  俺はその少女とぶつかった。というか、少女が俺の真上に降ってきた、と言った方が正しいか。  頭いてっ、まともにぶつかったからな頭打った… (そういえば、少女はどうなったんだ?)  俺は確認するため、閉じていた目開く。 「!?」
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加