第一章 始まりの日

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…………………………………………………  ここが俺のクラスか。そういえばここの校舎綺麗だな。新しいのかな? 「君は少しここで待っていてくれ。少し話した後よぶから」 「あ、はい。分かりました」  新しいクラスかどんな人がいるんだろう。 『おい、皆、席に着け!HR始めるぞ』 『HRって今日連絡することあるのかよ?』 『あぁ、かなり重要な連絡だ』 『どんな連絡だよ』 『実は今日、転校生が俺のクラスに来ることになった』 『『………………マジで!?』』 『あぁ、マジだ。入って来てくれ』  あぁ、やっと呼ばれた。意外にアレン先生の話長かったな… 「失礼します」  あれ、急に静かになった…まさか皆の希望している人じゃなかったから!? 「取り敢えず、自己紹介お願いしてもいいか?」 「あ、はい」  とにかく、まずは自己紹介っと。ってあれ、初めて来る学校なのに、朝見た顔がある。  確か、赤髪で目はあんなような綺麗な碧眼だったよな、朝、俺の真上に落ちてきた少女って。  …………マジで!?  神様、これ何の冗談だよ!?一番まずい人と同じクラスってかなり気まずいんですけど。 「神谷君、どうかしましたか?」
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