第二章 夢とは叶える為にある

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するといきなり教室のドアが勢いよく開けられた。そして、1人の可愛らしい女の子が入ってきた。 「エリス~、置いていくなんて酷いじゃないですかぁ~!」 と、これまたいきなりエリスの前までまっすぐ来て抗議の声を上げた。 「それは悪かったな。急にいなくなってしまったからもう教室に行ってしまったと思ったんだ。すまない。ところで、気付いていないなら言うが、すごく注目されているぞ」 確かにエリスの言う通り、クラス中の視線が彼女に向けられている。いきなり教室に入ってきた上に、それがなかなか可愛い女の子であったために、自然と視線がそちらに向けられてしまう。 「ふぇっ?……あっ……あぅ。恥ずかしいです……」 エリスに言われたことで初めてそれに気付いた彼女は顔を朱くして俯いてしまった。 「相変わらずだなお前は。彼女はソフィア=スティンレット。私の初等部からの友人だ。仲良くしてやってくれ」 「あ、あの……よろしくお願いします」 ソフィアは顔を朱くしたままお辞儀した。 「よろしく。アレックスだ。レックスって呼んでくれ」 「僕はフェイトです」 「クラッドだ」 俺たちがそれぞれ自己紹介して一段落したところで、入学式で司会をしていた女の人が教室に入ってきた。 「ハ~イ、みんな席について下さ~い」
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