第三章 そんなに強かったのか

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「やっと昼休み………」 魔法薬の授業も終わり、ダラダラと荷物をまとめているクラッドのもとにアレックスが急いでやって来た。 「クラッド早く行くぞ!食堂が満員になっちまう!」 そう言うと、クラッドの腕を掴み、すごいスピードで走って行ってしまった。 「レックスさん、すごい勢いでしたね」 それを見ていたソフィアが言う。 「うん。食事の事となるといつもあんな感じだからね」 「ほら、私達も行くぞ」 「あっ、待ってくださいよ~」 エリスの一言で3人は2人の後を追った。 ―――――――― 食堂に着くと、もう既に席はほとんど埋まってしまっていた。 「お2人、どこでしょうか」 クラッド達の居場所が分からず、キョロキョロしていると、 「おっ。お~い、こっちだ~」 と、クラッドの声が聞こえた。
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