『私は湊峠君が好きである』

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「あーくそ。天宮と糞先公め。屋上から思いっきりぶん投げやがった。さすがに死ぬかと思ったわ。落ちるだけならともかくまさか腕と足が千切れるとは……」 とか言いつつ湊峠君の四肢は五体満足である。 「くそっ、何なんだ君は!!」 許嫁もようやく車から這い出て、湊峠君に怒鳴り散らす。 「ああ?何ってそりゃあ……」 湊峠君は脇で拳を作り、 「ただの彼氏だよ!!」 私の許嫁を天高く殴り飛ばした。
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