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俺達は俺のお父さんをさがしがてら、この町を出ることにした。
森からの道はすでに火の手がまわり町の門から出ることにした。
「おぉ~~い!!お父さぁあぁん!!…見つからねぇな」
「うん…」
火の暑さと木や人が焼けた嫌なにおいを我慢しながら、歩いていた。
それにしても、賑わっていたあの町がこんな事になるなんて…。俺が叫ぶ声と火が燃える音しかしないのは、何か変な感じだ。
お父さんが行きそうな場所(今はもう全部燃えてるので、だいたいの場所だが)はもうほとんど行った。
後は門の近くの居酒屋だ。見つかるといいけど…。
すると、門の近くで人が話す声がした!!
誰かいる!!お父さんか!?
「いくぞ!!」
「えっ!?」
俺は彼女の手を引いて一目散に走っていった。
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