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「はぁ…はぁ…」
傷を負いながらの全速力で走るのはとてもきつい。
傷からも血がどんどん流れてきており、靴がぐちゃぐちゃで気持ちが悪い。
「もうっ、しょうがないなぁ~」
前を走ってた子がこっちに戻って来て肩を貸してくれた。
「ご、ごめん…」
俺は照れながらもその方がいいと思い、肩を預けた。
「もし、歩けなくなったらおんぶしてあげるから!!」
「いやいや!!そこまでしてくれなくてもいいよ!!」
ありがたいけど、男の俺が女の子におんぶしてもらうなんてみっともないじゃんか!!
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