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「はぁ…はぁ…よしっ、後はここを登るだけ…」
町が見渡せる所とは山の中腹に町に向かって突き出ている休憩所のような所だ。
休憩所と言ってもベンチがひとつ置いてあるだけなのだが。
そういえば、誰かが
「あそこは告白するのに最適な場所なんだよな!!」
とか言ってたっけ。今は関係ないな。
「やった!!着いた!!」
ふぅ、全く俺がケガなんてしなかったらもうちょっと早く着いたのに…。
「うっ…、何これ…」
しかし、ほっとしたのもつかの間、俺たちの目に入ってきたのは…
町が炎に飲み込まれている光景だった。
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