第一章 別れと出会い
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町に入ろうとすると炎にはばまれた。熱気がムッとする。 「なっ…くそ!!」 俺は炎に向かって走った。 「えっ、危ないよ!!」 そう言いながらも、少し戸惑いながら一緒に飛び込んできた。 ケガに加えて火傷を負い、痛みを通り越して感覚がなくなってきた。 俺たちは炎の中を家目指して走り続けた。 町の家はすべて木造だったので、まわりはあたり一面真っ赤だった。
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