吊の恩返し

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あるところにお爺さんとお婆さんがいました。 ある寒い晩トントンと戸を叩く音が聞こえました。 お婆さんが戸を開けるとそこには美女が立っていました。 「あの、今夜泊めて…」 「あなた、浮気したわね!!」 お婆さんはお爺さんに言った。 「しとらんわ!」 「じゃあこいつはだれなんじゃァァァァァァア」 「知るか、ボケ」 「ならば実力で吐かせてやる」 「望むところだ」 お爺さんは真剣を口にくわえ、さらに両手に真剣をもった。 「こっこれは!伝説の三刀流!」 「ならば」 お婆さんは鎌を両手にもった。 「呂布(武将)のようだな」 お婆さんは鎌をお爺さんに投げつけた。 鎌はお爺さんの頬をかすめ、お婆さんの手元に戻ってきた。 お爺さんの頬からは赤い液体がこぼれてきた。 「俺を怒らせてそんなに死にたいかァァァァァァア」 激怒したお爺さんは、 「三刀流、鬼g(ry」 お婆さんはそれを華麗によけた。 距離をとった二人は武器を構えお互いの方に走り、武器を振り上げた。
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