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「おーいバカ、相変わらず包丁の使い方悪いな。お前確か調理師目指すんだったよな。辞めた方いいぜマジで」
「あはははは、同じ高卒できた夜風君を見ろよ。簡単な料理しか作った事ないのに、バカとは違って早い」
夜風「そんなあ、卵割った事しかないですよ」
「で、でたー。照れてるフリして相手に一撃をかます一言」
夜風「いや何もないですって」
バカ「・・・」
「おーい、お前ら、そろそろ厨房に戻れよ?」
「「はーい」」
先輩二人は先に厨房に戻った。
バカ「あの夜風さん」
夜風「ん?」
バカ「俺やっぱり向いてないですか?」
夜風「ん・・・」
そんな事言われてもまだ俺たち3日目だぞ。
転職なんて早すぎるだろ~に。
バカ「普通に包丁持ってますよ。俺だって頑張ってますよ」
急に泣き出した。
何なんだ。コイツは。
夜風「でも、俺は調理師なんて夢ないし夢あるのはいい事じゃん」
バカ「え?調理師になるんじゃないの?」
夜風「さぁな」
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