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外をジーッと見ていたら,ご主人様のとこにきていたお客様が帰っていくのが見えました。
『よし。わからないことはご主人様に聞こうーっ』
小さい狐は絵本をベッドに置いて,ご主人様の部屋に行きました。
『ご主人様』
『今日はどうしました?』
『あのねー森が変身したら,あきなんだって!秋っていつなる?秋って楽しい?』
『楽しい,かはわかりませんけど。紅葉は綺麗ですよ。紅葉狩りでもしますか』
『もみじがり?かるの?もみじって葉っぱじゃないの?動くの?』
小さい狐の質問責めに小さい狐のご主人様はクスクス笑いました。
『んー?』
『紅葉狩りは,葉っぱを集める訳ではありませんよ』
『あう?違うの?』
『ええ。景色を楽しむんですよ』
『んー?』
小さい狐の頭はきっとハテナがいっぱい。
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