第一話・邂逅

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小鳥遊ちゃんは、どんな格好で来るのだろうか。 僕は、小鳥遊ちゃんの制服姿しか見ていない。 まあ、それはそれ、小鳥遊ちゃんもそうなのだが。 初めて見せる私服として、これでいいのだろうか。 うむ。 人生の中で彼女が出来たためしなど、僕には皆無だった。 学園祭のあれだって、きっとデートには入らないかもしれない。 だとしたら、実質、今日が初デートということになるわけだ。 カラオケか。
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