僕とツンデレ彼女

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頬っぺた、つんつん 更に、数日前のこと 彼女は同じく、お昼寝タイムに入った。 僕は、煩悩に抗えず、頬っぺたをつんつんした むにっとして、すべすべで柔らかい彼女の頬っぺたをむにむにした。 したんだ。 そして、噛み付かれた。 食らいつく、ピラニアの如く、指を引き千切る勢いで噛まれた、人差し指は未だに歯型が残ってる。 幼く見えても、彼女、ツンデレ彼女。 最近、ヤンデレ属性。 ヤンキーなのにデレデレが、付加されたような、気がする。 攻撃力、天下一品。 「寝顔は、堪らないね」 美術品を鑑賞する、心境だ、触ったら汚れてしまうように。 頬っぺた、つんつんしたら噛まれる。 起きてても、クッション、鉛筆、暴言が乱れ飛ぶ 「ツンデレだよなー」 照れ隠しだって、わかってるから許せるんだよな 僕って甘いね、うん 「バレンタインか……」 青い空に一線の飛行機雲を眺めながら 「貰えるかな」 淡い期待に、膨らませていた。
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