僧侶的好感度

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「さて」 本来なら母さんと勇者とマオが、戦士と巨人とくうちゃんが、後は俺が一人で寝るはずだった。 まぁ予定が違ったが今から戦士に癒されにでも行くとするか。 寝ているようだったら起こすのも悪いし大人しく廊下で寝よう、うん。 ガチャ……となるべく音を立てずに戦士達の寝室の扉を開く。 「……寝てるか」 小さないびきと呼吸音が聞こえる。 俺は扉を閉めよう……と思ったが後ろから何かに抱き着かれる。 さっきの母さんはこんな気持ちだったのだろうか。ビクッ、と肩を震わせる俺。 「……なにしてるの?」 「な、なんだ戦士かよ」 驚かせやがって、お前か。用でも足しにいっていたのだろうか。 いや、詮索は失礼か。 「勇者とマオに邪魔をされて寝れないからさ、一緒に寝てもいいか?」 「……」 戦士は俺を引っ張る。 扉を閉め、彼女の後をついていくと本来マオ達が一緒に寝る部屋に着いた。 「優しく……してね」 「えっ、いや……えっ?」 なんか勘違いしていないか? と付け足す。 俺は普通に寝るって言ったつもりだったんだけどな。
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