僧侶的好感度

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「また、していい?」 「……なんか、懐かしいな」 抱き着いてくる勇者に、首を傾げられる。 流石にここまでじゃなかったけど、兄貴とか優しくしてくれたんだ。 ……今思うとそっち系の気があったんじゃないかってほどに。 「お前と俺が似てるなって」 「ぼ、僕と僧侶は似てないよ。血が繋がってないもん。だから躊躇いなくできるよ」 「いや、元男に躊躇いなく襲い掛かったりはしねーし」 残念、と呟いて俺の胸に顔を埋める。 ……コイツは覚えているんだろうか。俺がなんでもしてやるって言ったことを。 堕天した時、思い出の場所を振り返り終わったら性交でもなんでもしてやるとか言ってしまった。 まぁ、何も言わないことを見ると覚えてないな。よかったよかった。 「……ん」 で、勇者はもう寝たようで、俺もそれを見て目を瞑る。 さて、いい夢見れるか。
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