僧侶的好感度

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「じゃあ、寝るぞ。ほら、さっさと勇者んとこ行ってこい」 「ん、リースはどうすんの?」 「俺か……? 一緒に寝るか」 流石に、眠気も限界。 だから、まぁコイツ等よりは先に寝れるだろ。 「じゃあ行こ……はぁ」 足元がふらふらしているから、無理。 俺は玉座に座り、目を瞑る。 「やっぱりここで寝るわ。すまねーな」 「べつに。昨日はほとんど寝てないんでしょ? じゃ、ゆっくり寝てよ。起きたらオドに悪戯されるかもしれないけど」 「アイツはガキだから10時過ぎに起きんだろ。大丈夫」 あ、限界。もう我慢できない。 「おやすみ……」 意識は、闇の底に落ちていった。 ★ 「……あれ?」 目を覚ますと、僧侶が居ない。 携帯の時間を見てみると7時過ぎ。朝かぁ……んー、起きるか。 「ん? マオと戦士じゃない」 喧嘩してたはずだけど、不思議と傷とかない。服は切れてたりするのに。 僧侶が治したのかな。だとしたらまた寝てないんじゃないの、あの筋肉痛大統領。 「……ま、いいや」 僕は部屋を出て、廊下に出る。 音がしない、誰も起きてないのかな? 「ひつきっちゃーん」 「なによ」 「うおっ?!」 呼ぶと僧侶のお母さんの日月ちゃんが出てきた。 彼女とは昔からの親友なんだけど、寝ている時間がないんじゃないかってくらい寝たのを見たことがない。 しばらく棺の中に居たし、かなり寝たと思うから後五十年は寝ないでしょ、この人。 「僧侶起きてる?」 「僧侶……あぁ、弧月なら寝てるわよ。リビングでね。だから廊下でゲームしてたの」 「部屋に行けばいいのに」 「狭い所に慣れすぎて狭い所じゃないと落ち着かないわ」 最早中毒だ、この人。 まぁ、廊下って1メートル半くらいしかないし確かに狭いけど……てか日月ちゃんがするゲームは想像がつかない。
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