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「僧侶お兄ちゃんに遊んでもらうのだー!」
突然、俺の背中に抱き着く幼女。
来るのを先読みしていて茶碗を離していたが、鬱陶しいの一言に限る。
彼女は巨人ことオド。朱っぽい色の髪。彼女は踊り子らしくそんな格好だが、幼女。とにかく幼女。
始めは奴隷だったのだが、なんか妹キャラに鞍替えした。
ちなみにハルの友人? で同じ城に住んでいるらしいが、普段恐いハルは彼女にはデレデレ。
と、いうか俺への当たりが強いだけなんだが。
「オド、そのお兄ちゃんはボクの彼氏だからさ、ちょっと自重しようね」
そう言いながら巨人を引きはがすのはこの城の主、魔王のマオ。
勇者と同じく茶髪のショートだが、勇者よりも顔立ちがキリッとしている。
なんというか、クール。一言でいうと全体的にクールなのだが、実はドジっ子で寂しがり屋の泣き虫。
それにくわえて貧乏。スタイルは完璧。まさにモデル体形って感じの体型だが……元々は少女だった。
とある事情によってボンキュッボンになったが割愛。
そして、べつに俺の彼女ではない。
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