寿命払い(short ver)

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突然こんなものが届けられ、俺は驚いた。 だが冷静に考えれば、質の悪い悪戯だとしか思えなかった。 確かに今、俺は金に困っていた。 派遣先をクビになり、残す貯蓄も僅か。 天涯孤独の身の上で、友人知人もなく、部屋に引きこもる生活が続いていた。 そんな状況が、この馬鹿げたカードを俺に使わせようとした。 俺はカードを捨てるでもなく、財布へとしまった。
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