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店の奥から店長がやってきた。
冷や汗をかく俺。
そして……
「店長、カードってどうやるんでしたっけ？」
「昨日教えたろうが！
……すみません、新人でして。」
そう言って店長は寿命カードをスキャンした。
ピッ。
「ありがとうございましたーっ。」
……買えた。
まさか、本当に寿命で？
俺は掌に収まった素朴なカードをマジマジと見つめた。
すると、あることに気がついた。
カードに『烙印されている』数字が、刻一刻と減っているのだ。
普通のカードに有りがちな凹凸で記された数字。
どういう原理でそうなっているのかわからない。
もう疑うことはなかった。
本物だ。
本当に寿命で買い物できるんだ！
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