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気が付くと俺は神殿らしき建物の中で横になっていた。
「ここは…天国か、そうかぁ死んだか。まぁ最後にあの子を助けられてよかった!!」
『惜しいです、ここは天界であって天国ではありません』
振り返れば、とても美しい装飾の施された玉座の様な物に腰掛けている綺麗な女性がいた。
「えっと…貴女は？」
『私は神です、工藤蓮さん。お気付きかと思いますが貴方は先程地球での人生を終えました。』
「えっと…はい、確かに死んだ覚えがあるので間違い無いと思います。それで、なぜ俺は天界!?とやらにいるのでしょうか？死んだ人はみんな天国ではなく天界に連れてこられるのですか!?」
すると神様と名乗った女性は苦笑しながら答えを口にした。
『そうではありませんよ。今回貴方がここに来たのは私の管理しているもうひとつの世界であるエターナルでもう一度人生をやってみないか!?という提案をするためです。』
「そんな世界があるんですか!?でも、なぜ俺みたいな普通の人間にそんな機会を与えて頂けるんですか？」
『特に理由はありませんが、強いて言うならば思い付いた後一番始めに善行を行って死亡したのが貴方だったからですかね？』
「はぁ…なんだか途方もない話で付いていけませんが、理解した事にします。ところで、そのエターナルという世界はどのような場所なのでしょうか!?」
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