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「明日!!」
ガタン!
凄い勢いで立ち上がった晃平を、勢いよく見る。
晃平は何故か凄く楽しそうで、輝いてる。
「明日、その茜ちゃんって奴を探しに行きます!」
「出たよ、好きだねーそういうの」
「俺嫌だよ。趣味悪い」
「私も…気が乗らない」
突拍子のない晃平のアイデアに、否定が続く。
茜ちゃん…どんな子か見てみたいかも…!
「行く!私、行ってみる…」
「えぇ?!」
「英里、本気?」
「英里やめときなよ」
晃平以外の3人が驚いた顔で私を見る。
…そんなに変なこと言った、かな?
「英里が行くっつんんだからいいだろ。よし!英里、明日行こうぜ!」
晃平だけは一人嬉しそうにニヤニヤ笑っている。
でも…見てみたい。
きっと私より何十倍も魅力のある子。
私に足りなかった何かを持っている子。
それが何なのか、知りたい。
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