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「…お前ら…何でいるんだ?!」
「アンタ達だけじゃ不安」
「あたしは…成り行き?」
晃平との待ち合わせ場所に現れたナナと葵。
「とかなんとか言ってさ、やっぱり気になるんでしょ?」
「別に。おもしろそうだから」
「あはは…」
だけどアキの姿は見当たらない。
「アキは?」
「興味ないって。ラウンジにいるから終わったら来いって」
「アキらしいね」
「ま、いいか。ほら、行くぞー!」
ウキウキした様子で先陣を切って進んで行く晃平。
私は何だかソワソワする。
…落ち着かない。
「ってか、どうやって探すの?名字分からないんだし」
葵の的確な質問に、晃平がニヤッと笑った。
「ジャジャーン!名前と学部、その他諸々の情報入手しました!」
言葉通りジャジャーン!と誇らしげに携帯を突き出す晃平。
奪い取り内容を見ると茜ちゃんに関する情報がたくさん書かれている。
「どうやって調べたの?」
「なんか晃平キモーい」
「……ナナ、酷い。俺は英里のために…」
会話が進む中、私は一人携帯から目が離せない。
……寺島、茜。
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