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しばらく晃平と陽太くんの様子を見守っていた女子達。
不意に陽太くんが晃平の後ろにいた私達を見る。
すると何故か大きく目を見開いて、凄い驚いている。
…と言うか、私を見てる?
「えと…はじめまして」
何だろう、凄く見つめられている。
挨拶をすると、次第に陽太くんの頬が紅く染まり始めたように見える。
「…英里、先輩…?」
…あれ、私名乗ったかな?
「英里先輩…ですよね?」
「そうだけど…」
驚いた表情のまま頬を染めていた陽太くんの表情が、一変、喜びに満ちた表情へ変わる。
「あのっ、あの!俺!経済学部1回生の、向井 陽太って言います!あの、俺、晃平先輩の高校の時の後輩で!」
「ちょっ、陽太くん」
ずいっと私の目の前に来たと思ったら、物凄い勢いで自己紹介を始めた。
とりあえず陽太くんを落ち着かせようとするも、私の声は届いてないみたい。
「俺!英里先輩のこと好きです!!」
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