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「――い」
「――」
「―――おーい」
「――」
「なーかーざーとー」
「う…ん?」
目を開けると
麻生がうちわを扇ぎながら心配そうな顔で
俺の顔を覗き込んでいた。
「あそ…?」
「大丈夫かお前ー」
「…ん、ここどこ?」
「俺んちだよ」
「あれ…、今日って夏祭り…」
「だったんだけど
お前がいつの間にかどっかいなくなっていつの間にかフラフラしながら戻ってきたんだろ?
フラフラが尋常じゃなかったからお前を連れて帰ってきたわけだ!
んで、母ちゃんが風邪だろって言ってたから、今お前んちの親に連絡して迎え待ってる」
「……」
「…ん?どした」
なんか…
変な…夢…?…見たような…気が
「おーい
中里くーん?きこえてますかー?」
あれ…夢…?
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