umbrella

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傘もささずに 途方に歩く あの日の傷が 中々消えない 時が経てば 癒えるなんて 軽はずみな言葉で… 今まで どれだけ 傷をつけ 傷をつけられたんだろう どんな事も 今でわ優しさ思い出ばかりで… 今は…はっきりと解る 君に愛されてた事 抱き寄せてくれた 君の優しい腕の中で 抱き締めてくれた 温もりは 今の僕の心に深い傷をつけた また…あの温もりが欲しくて 何度も震える手で 電話をかけようともした でも今の僕にはそんな事さえも出来なかった ただ怖くて… 流されて行く 時間の中で もう一度だけ 抱き締めたくて 悲しみのなかで 叫び続ける 君の名前を… この声が枯れ果てるまで 悲しい雨の中で見た君の幻は 雨が上がるのと同時に消えていった…
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