Shine ‐光‐

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溜め息つかれた…俺そんなこと言ったか? 「まぁ、どうせ忘れるから意味無いんだけど、教えてあげる。」 忘れる?何を?? 「神は存在するんだよ。」 また神か…いい加減飽きてきた。 「そんな顔しないでよ。神はあらゆる世界に1人は存在するんだ、見えないだけでね。そして、ある世界の神が、あらゆる神の中の神…“覇神”になろうと考えた。実際に覇神は存在しない。お互いの世界は干渉しないようになっているから。」 「もしかしてさっきの常世でか?」 アリアは驚いている。 「ご名答!君はやっぱり凄いね。そう、常世が世界の通路でもあり、壁でもある。でも、常世の事を知ってしまった神は、他にも神がいることを知ってしまった…自分が1番の神だと信じていたのに。実際、一つ一つの世界では神は神であり、1人しかいないから覇神なんだ。」 「でも、その神はそれだけじゃ満足しなかったと?」 「うん、だから他の世界の神に闘いを仕掛けた。そりゃぁ、覇神になろうとする神だから強い訳で、他の世界の神は負けてしまった。」 じゃあ、どうなるんだ? 何処かの本で、読んだことがある。 神が天地を創造し、秩序を作ると…。 「負けてしまった神が創った世界はどうなるんだ?」
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