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ふうっと溜め息吐いた。
壁に寄りかかってそのまま目を閉じて数分待っていると、
『颯』はやってきた。
「ごめん、待った?」
「いや、全然。ありがとう。」
「全く。朝っぱらから散歩になんて行くからこういう事になるんだぞ?」
「ん……悪い。」
「まあ、解ってるなら別にいいけどさ。」
颯はそっぽを向く。
「じゃあ、行こうか。」
チュッ
「ちょっ///何すんだよ!」
颯は頬にキスし、僕は赤面した。
「いいだろ、本気で心配したんだから。」
「あ…あぁ、ごめん。でも校内とかではやめろって。」
颯はこういうスキンシップが結構多い。
本人曰わく心を許した奴にはするそうだ。
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