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再び保健室の天井の見る形で目覚め、
浅田先生に
寮でゆっくり休みます
と断ってから保健室を後にした。
保健室はもう来るべきではないな。
しかしまだ保健室の前にいる。
薬が効いたとは言え
またあんな目に遭ったら
今度こそまずそうだから
僕は携帯で『颯』と表示された人に電話をする。
「もしもし、僕。熱出ちゃってさ、今保健室の前にいるんだ。……うん、お願い。」
『颯』は中学の時転校して来た奴で
何だか族の総長やってるらしい。
"紅迅の刃"だなんて裏では呼ばれてるらしいし
結構強いらしいから護衛を頼んだ。
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