①ご主人様の言い付け

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流良は長い廊下を迷いもせず歩く。 コツコツコツ 流良の足音が響く。 シャラ…シャラ 十字のネックレスが擦れ会う。 ?「ねぇ、君名前は?」 流「赤沢静」 ?「絶対違うよね?」 流「五十嵐」 ?「あの、有名な一年の?五十嵐?流良??やっと寮から出てきたんだねっ」 そこでやっと流良は後ろを振り返った。 銀髪の青年。 ムカつく…。 ?「僕の名前は三条河原…亜希(サンジョウガハラ…アキ)よろしくね☆ところで君、なんでこんなところにいるの?ここは、一般生徒立入禁止だよ。」 流「赤い……髪の青年。……探してる。」 亜「赤い髪?なら、会長は赤い髪だよ。」 流「会長?」 亜「そ、生徒会長。」 流「Thank you」 流良は生徒会室へ向かった。 銀の十字架のネックレスに黒い首輪のアクセ、指には指輪が一つぽつんとはめられていた。 それが、五十嵐 流良だった。 .
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