269人が本棚に入れています
本棚に追加
/66ページ
「・・・ごめん」
「い、いいよ。
いやぁ、ミカだなぁって感心したっていうか。納得した」
ケタケタと笑う私に、ミカが気まずさと恥ずかしさを誤魔化すように笑う。
「つい、口が勝手に・・・
ごめんって、そんなに笑う事ないじゃん」
「ククッ・・・だっ、クッ・・
ツボっちゃった、クククッ」
笑い続ける私につられてミカも笑いだす。
呆れるような木本君や周りの視線に気付いたけど
あの合宿での気まずさから、やっと解放された開放感に、二人で意味もなく笑い続けた。
最初のコメントを投稿しよう!