03.

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”仲良し”は、マズい?マズくない? 「えーと、うちは両親いないから父親代わりなのもあって、普通よりは仲が良いかも」 「いいなぁ。わたしも篠原先生みたいなお兄さん欲しい」 ホントに羨ましそうな目で見られて、 つまり、それは”仲良し兄妹”に見えたって事で良いんだよね? ホッとした。 そうだよね。普通に考えて私とユキに何かあるなんて思わないよね。 安心したけど、なんだか面白くない・・・。 複雑な気分で歩いていると、ユキがいきなり立ち止まって振り返り、アキちゃんに紙を差し出した。 「瀬戸さん、これを生徒会室に持って行ってもらえますか?」 「あ、はい!」 「お願いします」 受け取った紙を持って歩いて行くアキちゃんを見送って、また歩き出したユキの背中を追いながら、 ふと、素朴な疑問が浮かんだ。 ・・・なんでユキがアキちゃんの名前知ってるの?
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