04.

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「不思議の国のアリス」 そう言うと、エプロンの両端を抓んで、くるりと一回転する。 ただでさえ短いスカートの裾が、ふわりと上がり 覗いた白いレースから伸びる、柔らかそうな太もも。 思わずそれに目がいったのは仕方ない。 男としては当然で、ある意味、条件反射だ。 「…ちづ、回るのは禁止」 千鶴は一瞬呆けた後、何か思い出したのか、急に顔が赤くなった。 ……何、その反応… 誰かに何か言われた? まさか、誰にでもそんな事して見せているんじゃないよな? 俺の顔を見た千鶴が慌てる。
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