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「不思議の国のアリス」
そう言うと、エプロンの両端を抓んで、くるりと一回転する。
ただでさえ短いスカートの裾が、ふわりと上がり
覗いた白いレースから伸びる、柔らかそうな太もも。
思わずそれに目がいったのは仕方ない。
男としては当然で、ある意味、条件反射だ。
「…ちづ、回るのは禁止」
千鶴は一瞬呆けた後、何か思い出したのか、急に顔が赤くなった。
……何、その反応…
誰かに何か言われた?
まさか、誰にでもそんな事して見せているんじゃないよな?
俺の顔を見た千鶴が慌てる。
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