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青ざめてしまった私の頬を、チハヤはまた優しく撫でた。
「レイ?
安心して…
サミヤとコロノアは大丈夫…。
レイの大好きなサミヤは僕が絶対に守るから。
エナ様もずっとサミヤを愛していたじゃないか」
チハヤは手を頬から頭にずらして、そのまま自分の胸に引き寄せた。
いつもなら拒む私も…それどころではなく、不安で胸が一杯になっていた。
「チハヤ…
その魔法使いはいまどこに?」
「分からない…
でももし何か目的があるのなら、他の国に入ってしまった可能性はある」
「西方の神たちは…
もう元の仲には戻らないのでしょうか」
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