1,チハヤのキス

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青ざめてしまった私の頬を、チハヤはまた優しく撫でた。 「レイ? 安心して… サミヤとコロノアは大丈夫…。 レイの大好きなサミヤは僕が絶対に守るから。 エナ様もずっとサミヤを愛していたじゃないか」 チハヤは手を頬から頭にずらして、そのまま自分の胸に引き寄せた。 いつもなら拒む私も…それどころではなく、不安で胸が一杯になっていた。 「チハヤ… その魔法使いはいまどこに?」 「分からない… でももし何か目的があるのなら、他の国に入ってしまった可能性はある」 「西方の神たちは… もう元の仲には戻らないのでしょうか」
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